くじらタイム

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文系大学生の雑記ブログ 下らないことを真剣に考えます

2018年ベストオブ映画「ボヘミアン・ラプソディ」!

 

さあ2018年も残り僅かになりました! 今年、映画業界は豊作だったのではないでしょうか。

日本でもヒットしたのは、ジュラシックワールド「炎の王国」、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー、レディ・プレイヤー1、デットプール2、ブラックパンサー、などSF超大作から、プーと大人になった僕のように誰もが知っているプーさんのその後を書くファンタジー映画。そして、今回書くボヘミアン・ラプソディの伝記映画など多くの洋画が流行った年。

そんな中でも、2018年下半期に公開された。ボヘミアン・ラプソディは今年を代表する映画だと思う。現在このボヘミアン・ラプソディは、興行収入で今年の洋画1位のジュラシックワールドを抜く可能性も出てきている。それは、多くの人がこの映画に惹かれていることを表している。なぜこの映画は人をそんなにも惹きつけるのであろうか。考えてみた。

 

物語はQUEENの結成のところから始まる。

ギターのブライアン・メイロジャー・テイラーQUEENの前もバンドを組んでいたがボーカルが脱退してしまう。そんな時、二人の前に現れたのが、主人公フレディ・マーキュリーである。フレディはその天性の歌声と作詞能力で人々を魅了していく…

メジャーデビューも決まり、順風満帆に見えた彼らだが、フレディの隠された本性が段々と現れていく。フレディはゲイだったのだ。そもそも映画では、マネージャーのポール・プレンターによって、彼の内なる性が開かれていくのだが、そんな時にできた曲が、ボヘミアン・ラプソディだ。一説によると歌詞に「Killed a Man」というのが出てくるが、一説にこれは、フレディの過去の自分を殺したという意味があるらしい。彼がいつからゲイになったかは、定かではないが歌詞から見えるように彼の中で何かが変わっていったのは、間違いないだろう。そして、それが彼の人生を左右することも知らずに…

フレディ・マーキュリー人間性

どうしても伝説的な部分が強調されてしまうことが覆いが、この映画の良いところはフレディの人間的な部分が強く書かれているところにある。

彼は自分の近くに彼女のために部屋を買ってあげたり、新居を買ったときにロジャー・テイラーがやってくるが、帰ってしまうのを残念がってしまったりと、歌っているときの彼とは違い人間臭い。要するに、フレディはさみしがり屋だったのだと思う。盛大なパーティーを開くが、それも寂しさを紛らわすための手段であったとも考えられる。バンドのメンバーも年を取って段々と家族を持っていく中で、当時は、セクシャルマイノリティに対する理解も進んでいない中、彼だけは家族がいない。彼は孤独を深めて行ったのだろう。ネタバレになってしまうから書かないが、こうしたフレディの闇を彼女そしてメンバーがどう救っていくかが、この映画の一番の見どころになっている。そしてそこに我々は惹かれてしまうのだ。

 おわりに

ボヘミアン・ラプソディは評論家に酷評されたが、実際にみた観客の評価は軒並み高い。これも数多くのファンに愛されたQUEENというバンドを表していると思う。映画でもプロデューサーの酷評がありボヘミアン・ラプソディは、シングルとして出せなかったが、後に絶大な評価を受けることになる。この映画もそうなるのか。

 

2018年、当ブログにお付き合いいただきありがとうございました!来年もよろしくお願いします。