くじらタイム

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文系大学生の雑記ブログ 下らないことを真剣に考えます

鶏が先か卵が先か

鶏が先なのか卵が先なのかこの事は多くの学者を悩ませてきた。最近になって答えが出たらしい。

なんでも、イギリスの科学者がOC-17というたんぱく質が卵の殻の結晶化を促進させる働きがあることを突き止めた。このたんぱく質は卵巣の中にも存在しこれがなければ卵ができないことも判明した。結果、鶏がいなければ卵ができない=鶏が先というのだ。当然反対意見も出できていて、この議題が解決するのはまだ先のようだ。

 

たぶん解決することはないのだろう。僕は理系ではないから詳しいことは分らないが、進化というのは突然変異がもとになってその個体が子孫を残していくということだというのは知っている。鶏のご先祖様は、東南アジアに住んでいるセキショクヤケイという鳥だと考えられている。この鳥の卵が突然変異で白い羽を持つ鶏になったのだろうか。そうすると答えは卵が先ということになる。

 

しかしそこで待ったと言いたい。そもそもセキショクヤケイは鶏ではないのか。

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この画像をみた時に鶏じゃないという人は、よっぽどのセキショクヤケイ博士だろう。鶏が白い羽を持つ鳥だといつから思っていたのだろうか、実際に神社にいる鶏や地鶏と呼ばれている鶏はセキショクヤケイに近い色をしている。白い羽を持つ鶏はウコッケイなどの一部の品種に過ぎないのである。

 

本題に戻ると鶏は卵が先なのかどうかは鶏をどう定義していくかによる。白い羽をもつのを鶏とするならば突然変異で生まれたのがその後繁殖して現在に至るのであろう。そうすると「卵が先」という結論に至るが、セキショクヤケイのような白い羽を持たない種を鶏とした場合は「卵が先」ではなく「鶏が先」となるのではないだろうか?

 

鶏が先か卵が先なのかは物事のジレンマよ例えとして使われる。実際いま書いている僕ですらよく分からない。ここら辺で止めて置かないと、この問題から脱け出せなくなるようだ。