この世の果てに行った話
最近めっきり寒くなりましたね。夏の間は冬が恋しくて冬が近づいてくると夏が早く来てほしいと思うのはなぜ?
トドワラ・ナナワラに向かう
8月9日 僕は北海道野付半島に向かっていた。
この世の終わりと呼ばれているトドワラ・ナナワラを見るためだ。
野付半島へは車で向かったがその日は本州に台風が接近しており空が今にも落ちて来そうであった。
台風の影響だろうか観光客の車はほとんど通らず野付半島への長い道路を淡々とレンタカーで走っていた。
塩による侵食ためだろうか景色は全体的に寂れた雰囲気が漂う。
まだ8月だというのに気温は一桁を示していた
(野付半島への道路、国道950号線)
トドワラ・ナナワラに到着
国道950号線を車で10分トドワラに到着した。相変わらず天気は回復の兆しがなくポツリと雨も降り始めた。前日に雨も降っていた為か水量が増えていたかも知れない。
写真の奥に見える緑色の物体は枯れたトドマツ林である。この林は昔は緑が豊かに生い茂っていたが塩のためどんどん枯れていった。
この林もいつかは消えてなにも無いところになってしまうそうだ。
知らない間に世界が週末を迎えてしまった
そのような雰囲気が全身を飲み込む、周りには人はおらず僕だけだったせいもあるだろうか。
驚いたことは鹿が結構な数いたことだ。
近くにあるビジターセンターによればキツネやアザラシも見れるそうだが僕は見ることが出来なかった。
なにか悩んでる人がいたらこの場所にくると悩みがちっぽけなように感じられることだろう。何故なら地球の循環が肌で感じれるから